とうほく旅情詩




「はつかり」北帰行 2009.3.20〜3.21
3月20日(金) 583系特急「はつかり」上野→青森 part3

日が落ちてしまった頃、盛岡駅4番線に到着。
「はつかり」現役時、盛岡駅では2・3番線で発着していた。
4番線が下り本線ホームであるが、「はつかり」がここに停まるのは珍しい。

盛岡駅でも横断幕が用意されていた。

盛岡駅からは、IGRいわて銀河鉄道線・青い森鉄道線を走る。
久々の盛岡→八戸間の在来線乗車だが、真っ暗でほとんど何も見えない。

宇都宮駅、盛岡駅で配布された駅弁。
宇都宮は「強めし」、盛岡は「前沢牛めしだった。
小さな乗車記念シールが貼られている。

八戸駅に到着。
東京とはかなりの温度差があり、寒い。北東北ではまだ冬と言える時期である。

八戸駅を発つと、真っ暗でも判るほどの見慣れた風景が車窓を流れる。
野辺地を過ぎたあたりで、車内放送が流れた。

「連絡船で北海道へお渡りのお客様、乗船名簿を配布いたしますのでご記入を…
…当時はこのような案内もありました。」

そして実際に青函連絡船の乗船名簿が配布された。

いよいよ583系「はつかり」の旅も終盤。
青森駅まであと僅か。

20時29分、約11時間走り続けた列車は終点・青森駅に定刻到着。
「はつかり」の到着を歓迎するねぶた囃子がホームに響いていた。

青森駅でも多くの人がこの列車を待っていたようだった。
その光景は2002年11月30日を彷彿とさせる。
あの日旅立った雁の再来である。





20時46分、絶え間ないシャッター音に見送られ、長駆を終えた583系は青森車両センターへ静かに回送されていった。

…しかし乗客の旅はまだ終わったわけではない。

青森駅東口改札前では秘蔵サボが公開されていた。
過去に使われていた貴重なものや、現在でも使われているものもある。

接続となる函館行夜行版「はつかり」は翌0時08分発。
荷物の整理に一時帰宅するため、まだ多くの人で賑わう青森駅を足早に後にした。

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