とうほく旅情詩




「はつかり」北帰行 2009.3.20〜3.21
3月21日(金) 485系3000番台特急「はつかり」青森→函館 part1

自宅で荷物を整理し、タクシーで青森駅に戻る。
通常の青森発の列車は全て終了し、改札口はひっそりとしていた。
その上の電光掲示板に唯一つ「特急はつかり 0:08 函館」の文字が浮かび上がっている。

6番線に下りると、今では「白鳥」や「つがる」として見慣れてしまった485系3000番台の姿。
正面のLED表示機には「初雁」が羽ばたいていた。7年前と変わらぬ様子で。

他の乗客の方々は早々撮影を終えてしまったようで、ホームにも人影は少なかった。

出発直前、深夜の青森駅に銅鑼の音が鳴り響く。
青函連絡船の出向を思わせる演出である。
先に車内にいた友人によれば、車内放送で青森駅副駅長の挨拶があり「蛍の光」も流れたそうだ。

0時08分、「はつかり」は深夜の青森駅を発った。

「まもなく蟹田です。蟹田ではおよそ3時間20分停車いたします。」

この放送には車内から笑いがおきた。
通常ダイヤで運行すれば函館には2時間程で到着してしまう。
乗客の睡眠時間を確保するため、蟹田で3時間22分運転停車するようだ。
(写真は青森駅です。)

目が覚めると、夜は既に明け「はつかり」は道内を走行中のようだった。
暫くすると停車予定ではない上磯に停車し、すぐに発車した後に車内放送が流れた。

「五稜郭付近での信号故障のため、久根別に臨時停車いたします。」

列車は5時40分過ぎに久根別に臨時停車。
やがて函館到着予定の5時57分を過ぎてしまった。

「先行のトワイライトエクスプレスが発車したので、この列車も七重浜まで進行します。」

七重浜でもしばらく停車し、「はつかり」は6時44分頃、およそ47分遅れで函館に到着した。
接続の「おおとり」は6時15分の発車予定時刻を6時54分に変更。
乗り継がなければならない網走コースの乗客の方々は、急いで買い物を済ませていた。

その後の詳しい調査の結果、五稜郭-七重浜間でレールの破断が発見されたそうだ。

さて、函館コースの乗客はここで解散となる。
50分程遅れたとはいえ、時刻は未だ7時前。駅前の店舗も殆ど営業時間前であろう。
「おおとり」の発車を見送りつつ、しばらくホームで撮影することにした。


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