とうほく旅情詩


 ムーンライト日本半周 2007.8.11〜8.18

4日目 8月14日(火) (青森→東京→大阪→神戸→松山→岡山→門司港→下関→博多→京都→東京→仙台→青森)

 さて、山を下りてくると時刻は9:30を回ったところ。友人曰く、2007年4月28日に開館したばかりの施設がこの近くにあるとの事で、行ってみることにしました。
 着いた先は、ガラス張りでモダンな造りの博物館。「坂の上の雲ミュージアム」です。「坂の上の雲」は、作家・司馬遼太郎の有名な歴史小説。司馬遼太郎自身は大阪出身なのですが、 小説「坂の上の雲」の主人公が、松山市出身の秋山好古(軍人)、秋山真之(軍人)、正岡子規(俳人)の3人であるため、松山市にこの博物館が建てられたようです。
 案内板を見れば開館は9:40〜。ほぼぴったりに到着しましたが、既に数人の先客がありました。入館券を買い、館内を見学し、これからの予定について話し合いました。

 涼しく快適だった「坂の上の雲ミュージアム」を後にし、先程松山城から見えた「くるりん」という観覧車を見に行くことに。 「くるりん」のある、いよてつ高島屋の最寄り駅、松山市駅へ市内電車で移動。市民の方々は、JR「松山駅」と伊予鉄「松山市駅」を区別するために 松山市駅のことを「市駅(しえき)」と呼ぶ事が多いそうです。

 ところで、民営の路面電車は珍しいものだと思っていましたが、西日本では民営が多いようです。今向かっている高島屋も、市内電車を運行する 伊予鉄道のグループ企業。さらに、松山城へのロープウェイも伊予鉄道グループでした。西日本の私鉄って大企業が多いですね…。

 さて、松山市駅前電停に到着。目の前のいよてつ高島屋を見上げると、屋上部分に確かに観覧車が鎮座していました。どうやら市内電車の一日乗車券があれば 割引料金でこの「くるりん」に乗る事ができるようなので、折角の機会ということで乗ってみました。
 ビルの上にあるため観覧車の大きさの割には地上から高く、先程の松山城内からとはまた違った景色を見ることができました。

 今夜宿泊するホテルのチェックイン時刻になったため、適当に昼食を済ませてホテルにチェックインし、後で再び友人と行動する事にしました。 客室で荷物の整理などして、夕方頃友人と再合流。1年前から行きたかった有名なあの場所へ向かいます。

 昨日の有馬温泉、和歌山県の白浜温泉と並ぶ日本三古湯の一、道後温泉。2日でそのうちの二つへ行けるとはなんという贅沢。
明治時代に建てられたという道後温泉本館は、なんとも趣ある構え。写真からも判る様に、意外と街中にあるんです。もう少しまともに写真が撮れたら良かったんですが。
 大変な混雑で、入場制限という言葉も聞こえてきて若干焦りましたが、なんとか入場できました。
 二階へ通され、システムの説明を受けました。二階で浴衣に着替え、それから浴場などへ行くそうです。もしかしてお台場の「大江戸温泉物語」はここを参考にしてるんですかね…。しかし館内もこれまた風情がありますねぇ。

 浴衣に着替え、早速入浴。泉質は無色の単純泉。浴場内も混雑していましたが、古代から湧く道後の湯を堪能。有馬でも感じましたが、やっぱり日本人っていいなあ! 入浴後は休憩室でお茶とお菓子のサービス。ついでに愛媛らしく蜜柑ジュースを買って飲み干しました。
 涼風に当たりながら今までの経過について思い耽る夕刻。思えば随分と遠くへ来たものです。いつまでも行動派で在りたいとか何とか思いつつ、陽も愈々傾いてきたのでそろそろ道後温泉を後に。
そうだ、明日も来よう。(笑)


 道後温泉電停の方へ向かうと、なにやら小さな蒸気機関車が停まっています。友人に尋ねたところ「坊っちゃん列車」というそうで、一日に何回か運転されているそうです。 整理券を貰えば乗車できるそうですが、今日の運転は既に終了したとの事でした。

 お腹も空いてきたので、市街地に戻って夕食を探す事にしました。何か愛媛らしいものが食べたいな…。

 ということでやってきたのが大街道電停近くの、郷土料理「五志喜」。五色そうめん製造元直営だそうで、松山名物五色そうめんなどが頂けます。
 五色そうめんは、もとの白のほか、紅花で赤、梔子で黄、高菜で濃紺、梔子と高菜で緑に色付けられた、江戸時代に松山で発祥したとされる素麺です。現在は梅肉で赤、鶏卵で黄、抹茶で緑、蕎麦粉で茶色に色付けられていて、 天然素材の淡い発色が上品です。注文したのは鯛めしと鯛そうめんのセット。名物のじゃこ天もついてきました。

 美味しいものを食べて大満足。本日の最後の行程は松山市内の夜景眺望。場所は、今朝行った勝山です。

 再びやってきた勝山。松山城もライトアップされ、今朝とは雰囲気が違います。今日は盆踊り会も開かれているようで、愛媛発祥の野球拳を踊っている方々もいました。
夜景は随分遠くまで広がっていて、四国の広さを感じました。因みに、写真左側で白く光っているのが観覧車「くるりん」です。

 山を下り、今日案内をしてくれた友人と別れました。もしよければ明日も付き添ってくれるとのことなので、御願いしておきました。今回の旅行は友人の良さを緊と感じます。
 ホテルに戻り、大浴場の露天風呂に少し入った後すぐに眠気に襲われ、日付を跨ぐ前に就寝しました。

next : 5日目 8月15日(水) 松山→岡山