とうほく旅情詩


 ムーンライト日本半周 2007.8.11〜8.18

5日目 8月15日(水) (青森→東京→大阪→神戸→松山→岡山→門司港→下関→博多→京都→東京→仙台→青森)

 翌朝、目が覚めてふと時計を見るとAM 9:30。…9:30?ホテルのチェックアウトは10:00。そして友人との待ち合わせ時間も10:00。
一瞬で事態の深刻さに気付き、とりあえず友人に遅れる旨の連絡を入れ、音速でホテルをチェックアウト。待ち合わせ場所の松山市駅へ向かいました。 旅も後半に差し掛かり、そろそろ疲労が蓄積してきたのか…。

 待ち合わせ時間に15分程遅れて市駅に到着。友人は早くから来て坊ちゃん列車の整理券まで取っておいてくれたのですが、自分のせいで乗れなくなってしまいました。 本当にすみませんでした。

―道後温泉。
 朝風呂に浸かるため、再び道後温泉にやってきました。午前中なので、昨日よりは空いています。入浴後、昨日は混雑していて見られなかった皇室専用湯殿「又新殿(ゆうしんでん)」を見学。残念ながら撮影はできませんでしたが、 浴槽には最上の御影石使用、周囲の装飾も煌びやかでしたが、少し狭い感じがしました。

 道後温泉本館前の道後商店街を散策、「坊っちゃん団子」なるものを発見。夏目漱石も食べていたことから、この夏目漱石の小説の名が付けられたとのこと。 五色そうめんと同じように抹茶などの天然素材で着色されているそうです。地元では有名な御土産銘菓だそうですが、知りませんでした…。

   続いて、道後温泉から程近い子規記念博物館を見学。野球が日本に伝わったばかりの頃から野球が好きだったという正岡子規。 野球に関する句などもあり、大変興味深く、勉強になりました。

 市内電車で松山市駅へ戻ろうとすると、次の坊っちゃん列車にまだ空席があるということで帰りは坊っちゃん列車に乗車できる事になりました。 お土産屋で暫く坊ちゃん列車グッズを漁っていると、坊ちゃん列車が入線してきました。小さいながらも内燃機関を持っていて、電車ではなくディーゼル車です。 運転台は意外とシンプルなんですね。

 客車内は座席も含め木製で、レトロな雰囲気。この車両で市内を自動車と併走するのは不思議な感覚です。窓は開け放たれ、吹き抜ける風や走行中の振動もとても心地よいもの。 停車案内などは放送ではなく、車掌さんがそれぞれの車両で肉声で行っていました。

 終点の松山市駅に到着。電車と違い反対側に運転席のないこの坊っちゃん列車は、折返し運転の際は一体どうするのでしょうか。転車台もないようですし…。
 機関車だけ切り離されて少し離れた場所へ。何やら運転士の方が降りてきて、車体を掴むと…。なんとそのまま回転。車体部分が一回転してしまいました。

 機関車の転車が終わると、今度は切り離した客車を押してきて連結。これで折返し運転にも対応可能です。この一連の作業が全て人力。機関車の構造も然ることながら、 なんだかすごいシステムですね。

 松山市駅前や大街道などで買い物をし、気付けばそろそろ松山を出なければならない時間。JR松山駅へ移動。名残惜しいですが、2日間お世話になった友人ともここでお別れです。

 18きっぷ2日目に改札印を押してもらい、松山駅ホームへ入場。

 松山16:14発伊予西条行き538M。乗り込んで暫くすると、発車放送が流れて列車はゆっくりと動き出しました。四国へはなかなか来ることができませんが、いつかまた来れたらいいなあ…。
 列車は瀬戸内海沿いを進んでいきます。この車両の乗客は自分1人でした。見知らぬ土地の誰もいないローカル線というのも、なかなか旅情を感じさせてくれます。

 揺られること約2時間、終点伊予西条に到着。ここで乗り換えです。乗り継ぎの際に駅売店で夕食用のお弁当でも買おうと思っていましたが、この駅では売っていないようです。 まあどこかで買えればいいか…。

 伊予西条18:26発観音寺行きの4146Mに乗ってさらに1時間半、20:00丁度に観音寺に到着。さてなにか食べ物を買おう…と思ったらここにも何も売っていません。仕方ないので次の乗り換え駅まで我慢。
 観音寺20:05発多度津行き1148Mで30分。そろそろお腹も空いてきたので多度津で何か売っていればいいのですが…またしても何もない(汗)。しかしこんなこともあろうと、松山のコンビニで菓子パンを買っておいたのでなんとかなりました。
 続いて多度津20:48発高松行きの180Mに乗車。当初は高松まで行ってマリンライナーに乗り継ぐ予定でしたが、時刻表を眺めていると坂出で乗り継いだほうが効率がいい事に気付き、坂出で下車することにしました。

 坂出から21:27発の3186M岡山行き快速「マリンライナー66号」に乗り、瀬戸内海を渡って本州へ戻ってきました。
 岡山に着いたのが22:06。ここから0:25発の快速「ムーンライト九州」に乗車します。まだ時間があるので駅前に出てみましたが、明りは少なく駅ビルで営業している店もマクドナルドくらいでした。
 マクドナルドで適当に時間をつぶし、コンビニで翌朝用の食料を購入。日付が変わったところで18きっぷに3日目の改札印を押してもらいました。



 岡山駅ホームに再入場し、「ムーンライト九州」の到着を待ちましたが到着予定時刻を過ぎても列車がきません。遅れているのかなと思っていると案内放送が流れました。
 「えー、0:23到着予定の博多行き『ムーンライト九州』号は、車内での急病人の発生により、岡山駅には10分程遅れて到着の予定です。えー、お客様にはご迷惑を…」
 急病人の方は大丈夫だったのでしょうか…。

 しばらくすると、遠くから2つのヘッドライトが現れ、列車が入線してきました。列車の第一印象は、「変な色ー」。事前に写真で見たことはありましたが、 やっぱり変な色ですね(笑)。最後部車両に展望車が連結されているとの事で楽しみにしていましたが、展望車は今年からなくなってしまったようです。残念。

 シートは寝るには狭いですが、「ムーンライト松山」の12系客車に比べれば快適で、その時より落ち着いて寝ることができました。

next : 6日目 8月16日(水) 門司港→下関→博多 (coming soon...)